「環境と人」ライターによるサーキュラーエコノミー論文が受賞

「環境と人」のライターが、サーキュラーエコノミー(地域資源活用)をテーマに共同執筆した研究論文が、このたび「地域活性学会」(事務局 高知市)において、「論文賞2023実務研究論文賞」を受賞したことをお知らせします。

地域活性学会は地域課題の理論的・実証的解明と地域活性の理論・手法の構築をもって地域活性に寄与することを目的としている学会です。論文賞は研究論文賞と実務論文賞の2部門が設けられ、今回は2022年度に発刊された学会誌の掲載論文計29が対象となりました。

このたび実務論文賞を受賞した『持続可能な地域づくりのためのサーキュラーエコノミー実践研究 –福島市DMOの取り組みを事例としてー』は、福島市のDMO 一社)福島市観光コンベンション協会が主体となって行った「桃」の地域内経済循環の取り組みをサーキュラーエコノミー・エコシステムの観点から科学的に検証した実務研究論文で、同DMOの事務局長(当時)であった吉田秀政氏(現 徳島大学准教授)を責任著者とした実務者による実践型研究論文となります。当メディアライターの熊坂仁美(法政大学大学院に在学)も同DMOが運営するWebメディアの編集長(当時)としてこのフードロスプロジェクトに関わっていました。

9月2日(土)兵庫県豊岡市に行われた地域活性学会の全国大会において表彰を受けました。

■ふくしまピーチホリデイについて

福島市は年間600万人もの来訪者を迎えながら、生産量全国首位である特産品の「桃」を市内で味わえないことが長年の課題であり、生産側としても繊細で傷つきやすく賞味期限が短く「規格外品」となりやすい現状がありました。その「規格外桃」を活用して市内で提供するべく、協会が主体となり、果樹生産者、飲食店などの事業者をつなぎ、新鮮な桃を旬の時期に市内で提供する仕組みを構築、「規格外桃の高付加価値化」を図った取り組みです。https://peachholiday.jp/

■受賞概要

賞典:    地域活性学会論文賞2023 実務研究論文賞

受賞対象論文:持続可能な地域づくりのためのサーキュラーエコノミー実践研究

〜福島市DMOの取り組みを事例として〜

受賞著者:熊坂仁美、大川朝子、吉田秀政